山パスタに初挑戦
登山をして,山頂でパスタを食べてきました。
この写真,割りばしが刺さっているのはご愛嬌…
前回はインスタント麺を使ってラーメンを作りました。2回目の今回はもっと美味しいものが食べたい!ということで,水や食材が限られる中で,できるだけ美味しいものを食べられる方法をリサーチしました。パエリアやうどん,焼きそば…美味しそうで簡単に作れそうなメニューがたくさんありましたが,今回はパスタを選びました。
パスタはたくさんのお湯で茹でるのが美味しい食べ方とされているし,普段はそうしてパスタを食べています。しかし,山だと茹で汁を捨てるわけにもいかないし,そもそもたくさんの水を持っていくのは大変だ。と素人なりに考えました。茹で汁に調味料を加えてスープにしてしまうのも1つの手らしいのですが,やはりお水を持っていくのは大変そう。そしてお湯を沸かすのが大変そうだ。
・水をあまり使わない
・短時間で簡単に調理できる
この条件でいろいろとリサーチすると出てくる出てくる。
「水漬けパスタ」
ネットによると,1.4mmのパスタで1時間,1.7 mmのパスタで2時間水に漬けておくと,水が内部にしみ込んで生パスタみたいになるので,茹で時間を短縮できる(?)らしいです。100 gのパスタに対して100 mLの水で茹でられる。もともと「時短レシピ」として紹介されたらしいのですが,登山をする人たちに愛用されているみたいです。
使用するのはどこにでもある普通のパスタ。これを水に浸けます。登山用の小さいフライパンで調理するので半分に折って2時間ほど冷蔵庫で漬けておきました。
2時間つけた後が下の画像。なんとなく白っぽくなると良い頃合いのようです。この段階で食べてみると,超アルデンテの状態。外側はなんとなくふわっとしてますが,中心はまだまだ乾麺の状態でした。
あとはザルに移して余分な水を切ってジップロックに入れて冷凍保存!
そして山に登ります。
今回登ったのは泉ヶ岳という山。地元の小学生が野外活動などで登る山です。ところどころ雪も残っていましたが,天気も良かったせいか気持ちよく登ることができました。
そして調理します。
前日に用意していたパスタはジップロックから出してみると生麺みたいになっていました。それをフライパンに乗せて,麺がすべてつかるくらいの水を入れて火にかけます。暖まってくるとすぐに,水に漬けていた直後の白っぽい色から見慣れたパスタの色に変わっていきました。試しにそのまま食べてみると,事前情報どおりモチモチ。いい感じでした。たしかに生パスタっぽかったです。
スーパーで買ったトマトソースを加えて温めます。ソースだけだとなんだか寂しいのでツナ缶ととろけるチーズを上からかけてさらに温めて完成です。
そして,景色を見ながら食べる!!
とてもとても美味しかったです。
当然ですが,食後はフライパンに余ったパスタソースも含めてすべて持ち帰ります。
今回はソースをふき取るもの,例えばティッシュなどをたくさん持っていかなかったので,その処理が大変でした。捨てるわけにもいかないので,お湯を沸かしてフライパンに注ぎ,余ったソースを溶かして飲みました。美味しくはなかったけれど,仕方がない。次回以降パスタを作るときはパンも一緒に持っていって,最後にパンにソースを付けて食べようと思います。
今回のように前日から水漬けパスタの準備をしておくのもいいなと思いましたが,麓に着いた段階で水に浸けはじめるのも良いなと思いました。その場合はスープパスタにすると無駄がないのかな…?研究が必要になりそうです。
たくさんある反省点は次回以降にフィードバックしようと思います。
予想以上に美味しく簡単に作れた山パスタ。
次はどこの山で食べましょうか。
楽しみだ。
おわり